厳しい寒さにお出かけの足もにぶりがちな2月。そこで、どこよりも早く花咲き誇る春が楽しめる催しをご紹介しましょう!
京都府立植物園の恒例「花の回廊 早春の草花展」は今年で8回目を数える人気イベント。例年、約1カ月の会期中に4〜5万人もの来園者を数えるといいます。
今年は2月15日(金)から開催され、園内の大芝生地に温室の特設会場が設けられます。
▲例年の草花展の会場風景
場内に一歩入れば、目の前に広がるのは外の寒さが嘘のような光景。ゾーンごとにテーマを設けて植栽され、今年は田園風景や里山など、川をさかのぼるように春の風景を楽しめるという趣向とか。
菜の花をはじめ、パンジーやビオラ、ストック、キンギョソウなど約200品種、1万株が咲き競うなかをそぞろ歩けば、まさに夢心地です。
府立植物園といえば、いまから89年前の大正13年に日本で最初の公立総合植物園として誕生した施設。京都の人々に何世代にもわたって親しまれている憩いの庭です。
▲デルフィニューム(左)とリビングストーンデージー(右)
およそ24ヘクタールの広大な敷地には約12000種類もの植物が栽培され、四季の花々が植えられた花壇や洋風庭園、観覧温室など変化に富んだ展示を見ることができます。敷地の北半分には神社の鎮守の森を生かした半木(なからぎ)の森もあり、太古の森の面影を残しているのも大きな特徴です。
園内では観察会や園芸相談なども行われ、毎週土曜日に「土曜ミニミニガイド」も開催。草花展会期中の2月23日と3月9日は午後1時から春の草花について詳しく解説してもらうこともできます。
カメラや絵筆を手に訪れる人も多い植物園。ぜひこの機会に足を運んでみてください。
京都府立植物園「花の回廊 早春の草花展」
◆会期:2月15日(金)〜3月20日(水・祝)10:00〜16:00
◆住所:京都市左京区下鴨半木町
◆会場:大芝生地 特設会場
◆開園時間:9:00〜17:00(入園は16:00まで)温室観覧時間は10:00〜16:00(入室は15:30まで)
◆入場料:大人200円、高校生150円、小中学生80円
◆アクセス:地下鉄烏丸線「北山」駅下車すぐ
◆問い合わせ先:
TEL.
075-701-0141