おでかけ情報 - Foret

同志社 新島旧邸

今年のNHK大河ドラマ『八重の桜』。ヒロインの八重は同志社の創立者・新島襄の妻で、京都にゆかりの深い人物です。彼女の足跡を伝える新島旧邸をご紹介しましょう。

新時代をリードした女性の生活スタイルとは?
会津若松出身で、幕末の戊辰戦争では断髪の女丈夫として銃を取り戦った八重。戦後は京都府顧問として活躍していた兄・覚馬を頼って京都へ移り、そこで新島襄と運命的な出会いを果たします。
2人の住まいとして建てられた邸宅は、現在も同志社によって保存され、現在特別公開されています(見学は予約申し込み制)。
写真
明治11(1878)年に竣工されたこの私邸は、襄や外国人宣教師らの助言をもとに京都の町大工が建てたもの。三方にベランダを巡らせたコロニアル様式の外観と、時代を先取りした洋風の暮らしは当時の人々の注目を集めました。

八重愛用のオルガンが残る応接間
公開されているのは洋館の母屋1階と純和風の付属家。応接室には八重愛用のリード・オルガンが置かれ、多くの人が集った場所です。学生達が図書室のように自由に利用したという書斎は、襄が使った机などがそのまま残されています。
写真
テーブルと椅子を配した食堂のほか、邸内にはセントラル・ヒーティングの設備まであり、2人が生活のうえでも革新的だったことに改めて驚かされます。
女性は男性に従うことが当然とされた時代、自分流のスタイルを貫く八重は世間から「天下の悪妻」とも言われました。それに負けず、夫の死後は日清・日露戦争で篤志看護婦として傷病兵の救護に奔走。その生き方は、まさに激動の時代を切り拓いたハンサム・ウーマンです。
新島旧邸のほか、八重が教員を務めた女紅場址や夫妻が眠る若王子山頂の同志社墓地など、京都にはゆかりの地がたくさんあります。この機会に巡ってみるのはいかがでしょう。


新島旧邸 特別公開
(予約申し込み制)
◆特別公開期間:2013年12月まで
◆住所:京都市上京区寺町通丸太町上ル松蔭町
◆開館時間:10:00〜13:0013:00〜16:00※入館受付は15:30まで
◆休館日:火曜・年末年始(12月28日〜1月5日)・夏季(2013年8月12日〜16日)
◆電話:
同志社歴史資料センター
TEL.075-251-3042
◆お申し込み先:
インターネットまたはファックス
【インターネット】
新島八重と同志社特設サイト
http://www.doshisha.ac.jp/yae/
【FAX】
075-251-3055(1週間前までに要申込)
※見学希望日(午前・午後のいずれか)、見学代表者氏名・連絡先(電話およびFAX番号)、見学人数を記入し、当日は予約受付の返信FAXを持参してください。
◆アクセス:京都市営地下鉄「丸太町」駅下車、徒歩約10分または京阪電車「神宮丸太町」駅下車、徒歩約10分 (駐車場はありません)。

※写真は同志社大学提供。

エコイベント情報はコチラ
最上部に戻る▲
トップページに戻る▲
(C) KYOTO TOYOPET