各地で厳しい寒さに見舞われたこの冬。いっそう楽しみなのは、これから迎える街が桜色に染まる頃です。今回は、春の京都散策におすすめな、ちょっと変わったお花見について。

「らんでん」の愛称で親しまれている京福嵐山線は、各駅停車のﾚﾄﾛな外観にﾌｧﾝが多い路面電車。嵐山へ向かう嵐山本線、春は桜が線路を包むように咲く北野線、いずれも通勤・通学など生活の一部として使われており、折々に車内で開催されるｲﾍﾞﾝﾄもこの電車の魅力のひとつです。

春の北野線は、流れ行く景色と桜のﾉｽﾀﾙｼﾞｯｸな魅力が私たちの目を楽しませてくれます。そんな春の恒例ｲﾍﾞﾝﾄとなっているのが、‘桜のﾄﾝﾈﾙ’のﾗｲﾄｱｯﾌﾟと夜桜電車。
期間中の夜、鳴滝駅から宇多野駅間の約200ﾒｰﾄﾙにわたって、約70本のｿﾒｲﾖｼﾉが織り成す桜のﾄﾝﾈﾙをﾗｲﾄｱｯﾌﾟ。その区間は車内灯を消し、ｽﾋﾟｰﾄﾞを落とした「夜桜電車」になるのです。車窓に広がる、昼とは異なる幻想的な光景を楽しめます。

一方、嵐山は言わずと知れた桜の名所。昼間の桜を楽しむなら、北野線で車窓からの桜を楽しんだ後、帷子ノ辻で嵐山本線に乗り換えて終点、嵐山でゆっくりと歩いて桜を楽しむのもおすすめです。

京福電鉄
桜のﾄﾝﾈﾙﾗｲﾄｱｯﾌﾟ＆夜桜電車

[実施期間]平成24年4月13日（金）〜15日（日）
※荒天時は中止します。詳しくは下記までお問い合わせください。
[点灯時間]19時頃〜20時50分頃（電車の運行にあわせて）
[ﾗｲﾄｱｯﾌﾟ区間]北野線　鳴滝駅〜宇多野駅間の約200ﾒｰﾄﾙ（ｿﾒｲﾖｼﾉ約70本）
※夜桜電車の運行時間については、お問い合わせください。
[運賃]全線均一 200円（大人）、100円（小児）
[お問い合わせ先]
TEL:075-801-5315