暦は春を告げてもまだまだ肌寒い2月ですが、控えめながらも春の便りは届いています。今日は、清々しい芳香とともに可憐なつぼみをほころばせる梅について。

現在は学問の神様として親しまれている菅原道真公。平安時代、文官として天皇に仕えましたが、陥れられて大宰府へ左降されてしまい、京都から遠く離れた地で生涯を閉じました。その御霊を鎮めるために創建された北野天満宮では、誕生日でもあり命日でもある25日を道真公の縁日とし、毎月開かれる市「天神さん」はいつも大変な賑わいを見せています。

中でも祥月命日の2月25日は「梅花祭」。10時から御本殿にて祭典が執り行われます。道真公は梅を好んだそうで、境内にはたくさんの梅の木が植えられており、寒中に凛として咲く梅の花は道真公の清廉潔白な人柄を偲ばせます。同じく10時から15時までは上七軒の芸舞妓さん達による野点席がしつらえられ、見頃を迎えた梅を楽しみながら優雅なお手前でお抹茶を頂くことができます。

[開催日]2月25日（土）
[時間]10時〜
[場所]京都市上京区馬喰町
[料金]参拝無料
●野点拝服券…1枚1,500円（枚数限定）
●梅苑公開（梅茶・菓子付）…10時〜16時
大人600円（中学生以上）、小人300円
[ｱｸｾｽ]●市ﾊﾞｽ「北野天満宮前」停留所下車すぐ●京福電車「北野白梅町」駅より徒歩5分
[駐車場]あり（毎月25日は駐車不可）
[お問い合わせ先]
TEL:075-461-0005
地図はｺﾁﾗ