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紅葉の隠れた名所 祇王寺

来年の大河ドラマ「平清盛」では、主人公清盛の周りに幾多の女性が現れ、ひとときの寵愛を受けては失い、消えてゆきます。今回はその移り気な愛に翻弄された「祇王」という女性が隠れ住んだ祇王寺をご紹介します。
嵯峨野にある祇王寺は、幾本ものカエデが植えられた庭に茅葺のお堂ひとつの小さなお寺です。祇王や、はからずも彼女から清盛の寵愛を奪った仏御前が、清盛の手を逃れて共にひっそりと暮らしたと伝えられています。
明治28年再建の本堂仏間には、ご本尊の大日如来を中心に、祇王、妹、母、仏御前、平清盛の木像が安置されていますが、清盛像はなぜか柱の陰。目を転ずれば、庭には今も昔も変わらぬ竹林の青さと天を覆うばかりの紅葉に抱かれて、女性たちの宝筐院塔と清盛の供養塔が並んでいます。青苔の上に散った紅葉のひとひらひとひらが「無常」を映し出し、そっと語りかけてくるかのようです。
写真

[場所]京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
[拝観料]300円
[アクセス]京都駅から京都市営バス28号系統「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩15分 京都市営地下鉄「四条」駅、阪急「烏丸」駅から京都市営バス91号系統「嵯峨釈迦堂前」下車
[駐車場]6台 無料
[お問い合わせ先]
祇王寺
TEL: 075-861-3574
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