私たちがつくっています!
株式会社清泉園本店
京都府宇治田原町
京都府産 本場の宇治茶
玉露・煎茶セット+玉露飲料(瓶)
緑茶発祥の地・京都宇治田原にある清泉園本店の玉露は、とろみさえ感じる口当たり・ふくよかな甘みが特徴の逸品です。
玉露・煎茶とセットでお届けするのは「日本料理に合うソフトドリンク」として開発された、玉露100%宇治茶ドリンク『玉兎』」。
おうち時間を宇治茶でホッと一息、お過ごしください。
<内容>
175g缶(玉露・煎茶)/200ml瓶×2本
私たちが皆さんの現在を
インタビューしてきました
いま
京都トヨペット 営業本部
加藤 義和、竹岡 三恵
Interview
生産者インタビュー
宇治田原町にてお話を伺った社長の清水さん
■愛情をこめて丁寧に、手間暇かけていいお茶を作る努力をしています。
― 「清泉園本店」について教えてください。
自家茶園で生産したお茶と、契約農家さんから直接仕入れたお茶、城陽市寺田にあるJA全農京都茶市場で仕入れたお茶、この3つを取り扱っています。
僕の祖父が茶園をやりつつ、ここでお茶の加工場を始めて、作ったお茶を市場に出したり問屋さんに持って行くといった仕事をしていたんですよ。それが最初です。
― 宇治田原は“緑茶発祥の地”とされているんですよね。
宇治田原町の南東部に位置する湯屋谷という地域が“緑茶発祥の地”とされています。
お茶は最初は緑色ではなくて、ほうじ茶のような色だったんです。
江戸時代に湯屋谷の永谷宗円という方が緑茶を発明して、それが全国に広まっていったのが今の形のお茶ですね。
― 宇治田原でいいお茶が生まれる理由はなんでしょう。
もちろん気候の変化がありますね。お茶は朝と日中の気温差があるほうが、香りのいいものができます。
このあたりでは夏はキュウリがとれるんですけど、キュウリや他の作物も同じですね。
1日中同じくらいの気温ですと、あまり香りのいいものができないんです。
― 気温差がポイントなんですね。
宇治田原の場合は比較的、山間部でお茶を栽培している所が多いんですね。
山間部で霧が発生するような場所が、お茶の栽培には適しているんです。平地で大量生産するような地域では、あまり特徴のないお茶になってしまいます。
宇治田原の農家は耕地面積が狭く、なかなか機械化が難しいのですが、そのかわり愛情をこめて丁寧に、手間暇かけていいお茶を作る努力をしています。やはり広い面積ですとほったらかしになってしまうので(笑)これは少ない耕地面積だからできるんですね。
― なるほど、宇治田原の「土地の特徴」も味に反映されるんですね。
また、美味しいお茶を作るには肥培管理も重要になります。
栽培方法としては、煎茶の場合はお茶に直射日光をそのまま当てるんですけど、玉露の場合は黒い幕をすることで日光を遮断します。
だいたい20日から1ヶ月ほど日光を遮断すると、お茶の葉っぱが柔らかくなってコクのあるいい甘みの玉露になります。
■玉露は時間を置くと熟成して、深み、甘みが増えてくるんです
― 清泉園本店のこだわりについて教えてください。
清泉園本店では、玉露を主力として扱っていまして、こだわりとしてお茶を熟成させて飲んでいただけるようにしています。
これはなかなか難しいところもあるんですけど、宇治田原のお茶は肥培管理が徹底されていますので、それが可能になります。
お茶は5月にとれるんですけど、ワインのようにある程度寝かすといいますか、それを1年かけて低温の冷蔵庫で熟成させます。
煎茶はやはり香りが大事なので、そういうことをするとだんだん香りが落ちてくるんですけど、玉露の場合は時間を置いてあげると熟成して、お茶のコクというか、深み、甘みが増えてくるんですね。
― たくさんの時間や手間をかけているんですね。
こういう方法は大量に生産して販売しているところではやはり難しくて、他でやっている所は比較的少ないかと思います。
茶園に肥料をたくさん入れるとやっぱりお茶が美味しくなるんですけど、肥培管理をしっかりしておかないと、1年熟成させても美味しくならないんです。
― お茶の肥料はどんなものを使うのでしょうか?
肥料でもいろんな肥料がありまして、たとえば菜種油をしぼったあとの油かすを入れると美味いお茶ができます。
ただその肥料は有機肥料で即効性がないので、今年入れたらすぐによくなるというものではないんですね。毎年やっていかないとだめなんです。もう何十年もかけて同じものをやり続けると、木などが丈夫になってくるんですね。
即効性の肥料もあるので、そういう肥料を入れると芽がぴゅっと出て、収穫量も多くなります。
そのかわり力がないというか、お茶に味がないので、そういうお茶を使うと熟成させても1年もたなくて、反対に美味しくなくなったりします。ですので、生産者の顔を見ていると、やはりいろいろと研究をされている所、しっかりお世話をされている所がわかってきますので、そういう所から購入するようにしています。
― 試行錯誤の積み重ねで美味しいお茶が生まれるんですね!とても奥深いです。
この頃は、急須で飲んでいただけるお客さまが少なくなってきました。
若い方ですとペットボトルのお茶の味がほんまのお茶の味だと思われてる方もたくさんいらっしゃいます。
昔は普通に売っていれば結構売れたんですけど、今の時代は本当のお茶の味を知る方が少なくなってきているので、それをいかに普及させていくか、魅力を伝えるのが難しくなっています。今年は特に、新型コロナウイルスの影響もありますね。
■オンラインでお茶の淹れ方をレクチャーする取り組みもやっています。
― お茶は体に良いとよく聞きますが、新型コロナウイルスが流行して何か変化はありましたか?
奈良医科大学の研究で、緑茶や紅茶を試験管に入れて、そこにコロナウイルスの菌を入れたら最大で99パーセントの菌が無害化したというデータが出ているんです。
それはあくまでも試験管の中での作用なので、人間の体では若干変わってくるかもしれなくて、そのへんはまだデータが出てないんですね。
ただ以前からインフルエンザの菌も、お茶を飲んでいるとある程度予防できるというデータが出ています。
だから確かなことはいえないんですけど、ある程度、お茶を飲むことでコロナの予防になるんじゃないかと思っています。
お茶は健康にもいいですし、玉露は特にテアニンという成分が老化防止にもなります。
― お茶だったら毎日でも飲めますよね。
テアニンにしてもカテキンにしても、殺菌力が強い成分は急須で淹れるとより多く出ます。生活様式が変わってきていますけど、やはり急須で飲んでいただきたいですね。
若い方は急須での淹れ方がわからないという方も多いようですけど、いまはちょうどコロナ禍ということもあって、青年部のメンバーがオンラインでお茶の淹れ方をレクチャーするというような、そういう取り組みもやってはいます。なかなか普及しませんけどね(笑)。
■店頭販売されているところではかなり厳しいところがある
―― 新型コロナウイルスによる売り上げなどへの影響はありましたか。
そうですね。小売業さんで店頭販売されているところではかなり厳しいところがあると聞いています。
宇治のあたりでも、観光地に海外の方が来られないので、インバウンド需要がなくなって厳しいという話を聞いていますね。
宇治田原でも、料理屋さんにおさめているところは全部アウトですね。直接お店を持って小売をしている所は少なくて、スーパーや量販店、個人のお客さまに販売しているところが全体の7〜8割になるんですけど、少なからず影響は出ています。
― その状況でなにか対応などされていますか?
お茶には殺菌作用がありますので、そういうことをパンフレットなどに書いたりしてますけど、今のところ反応はあまりないですね。
やっぱりメディアで取り上げてもらえると反響があると思いますけど、一過性になることもありますし、そのへんが難しいところですね。
■今回の商品は、玉露も煎茶も京都でとれたお茶
― 今回の商品について教えていただけますか。
宇治茶と一口にいっても、実際には京都の他に滋賀、奈良、三重といった地域でとれたお茶も含まれます。
今回の商品は玉露も煎茶も京都でとれたお茶になりまして、これは大手さんではなかなかできないことだと思います。
瓶入り宇治茶ドリンクの「玉兎」は、料亭などにおろすことを目的に京都府茶協同組合が作ったものです。
去年の秋ぐらいから販売しているんですけど、こちらもコロナ禍の影響を受けていますね。
― 宇治茶を色々な角度から楽しめるセットですね。今後の展望や目標を聞かせてください。
お茶の販売に関しては、お茶の健康食品としての側面を強調しながら、ペットボトルのお茶とはまた違うというところを消費者の方に訴えていくという感じになりますね。
お茶は平安時代からある歴史の古いものですし、昔は薬だったんですよ。
即効性はないので、毎日、朝昼晩に飲んでいただけるような、そういう企画をしていければいいなと思っています。
― 今日はありがとうございました。
Information
この商品について
地図
株式会社清泉園本店
〒610-0231 京都府綴喜郡宇治田原町立川川久保13
[TEL] 0120-44-2356
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